おはようございます!
今回は手の腱鞘炎について書きます。
筋肉は骨に付着するため、端の方は細くなっていて、そこを腱といいます。
その腱を通すトンネルが腱鞘です。
手の使いすぎによって腱が腫れると、トンネルである腱鞘を通過しづらくなります。
また、何らかの原因により、トンネルの方が狭くなってしまうこともあります。
腱がスムーズに腱鞘を通過できなくなると痛みが生じます。
一般的にこの状態を腱鞘炎といいます。
まずは、ばね指について説明します。
ばね指は、第3関節の部分で起きる腱鞘炎です。
指の運動時にばね現象を生じます。
肥厚した腱が、腱鞘を通過するときにひっかかり、それが無理やり通過できた時に
ばねのように見えることからこの名前が付いています。
軽症の場合は手指の使用を控えるだけで良くなることもありますが、
生活の中で手指を使わないようにするのは非常に困難です。
ですから、早めの治療開始が早期治癒につながります。
次に、ドケルバン病についてです。
これは、手首の親指側に痛みが生じます。
狭窄性腱鞘炎ですので、腱鞘が狭まることによって腱が通りにくくなります。
スマートフォンを親指で操作するような動作も原因になります。
親指を反らしてみると、浮き上がってくる筋がありますが、それが腱です。
こちらもはやめに治療を開始することが大切です。
このような症状でお困りの方は、我慢しないで当院にご相談ください。
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